睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴や症状、治療法、専門医、医療機関、日常生活の注意点などSASに関する情報をたくさん紹介しています。

■睡眠時無呼吸症候群とは何でしょう?睡眠時無呼吸症候群についての症状や治療法などについての情報を分かりやすく提供していきます。

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睡眠時無呼吸症候群…肥満でない人、女性も要注意

これまでは肥満の男性の病気というイメージが強かったのですが、女性にも多いという事がわかったそうです。重大な交通事故などを招くきっかけとなる非常に危険な病気なので、正しい情報が浸透する事を願ってやみません。今もなお、睡眠時無呼吸症候群が軽く見られているような気がしてなりません。


睡眠時無呼吸症候群…肥満でない人、女性も要注意

読売新聞(ヨミドクター) 3月30日(土)11時5分配信



 眠っている時に、呼吸が頻繁に止まる「睡眠時無呼吸症候群」。太った男性の病気と思われがちだが、女性にも意外に多いことがわかってきた。昼間に強い眠気を感じて運転事故などの危険が高まるのに加え、生活習慣病にもなりやすいため、気になる人は早めの対処を心がけよう。

■肥満でなくても
 睡眠時無呼吸症候群の診断基準は、睡眠中、10秒以上の呼吸停止が1時間あたり5回以上あり、日中の眠気などの症状が伴うことだ。大半は、空気の通り道である気道が塞がれることで起きる。

 大きな要因は肥満だ。太ると、のどや舌などに脂肪がついて気道が狭くなる。眠って口の中の筋肉が緩むと、舌の根や軟口蓋が下がって気道を塞ぐ。

 日本人の場合は、あごが小さい、下あごが後ろに下がっているなどの骨格的な問題もあり、肥満ではない患者も3割程度いるとされる。男性の病気のイメージがあるが、実際は女性の患者も少なくない。

■閉経後に増加
 虎の門病院(東京都港区)睡眠呼吸器科睡眠センター長の成井浩司さんによると、男性の発症率は成人の9%程度であるのに対し、女性は少ないとは言え、その2分の1から3分の1はいるという。

 女性の発症率が低いのは、女性ホルモンの「プロゲステロン」(黄体ホルモン)が呼吸中枢を刺激し、上気道を拡張する働きを持つためだ。女性がいびきをかきにくいのも、そのせいとされる。

 このため、女性ホルモンの分泌が大幅に減る閉経後には発症が増える。50歳以降だと、発症率の男女差はそれほどなくなるという。

 だが「男性の病気」のイメージが強いことや健診を受ける機会が限られることもあり、女性で治療を受けている人の割合は、男性に比べて大幅に低い。チェックリストで該当するようなら医師に相談しよう。

■合併症の危険
 睡眠時無呼吸症候群は、2003年に新幹線運転士の居眠りをきっかけに広く知られるようになった。また、この病気は、昼間眠いだけでなく、生活習慣病を引き起こす要因になることも指摘されている。

 血圧は夜になると通常下がるが、無呼吸で目が覚めてしまうため、下がらないままになる。頻繁な無呼吸で血液中の酸素濃度が下がることは、動脈硬化や自律神経の乱れ、糖代謝の異常などを起こす。高血圧や脳卒中、糖尿病などを招くうえ、治りにくくなるという。

■CPAPで改善
 睡眠時無呼吸症候群を根本的に治すことは難しいが、症状を改善することはできる。

 1時間のうち呼吸が30回以上も止まる重症の場合、鼻につけたマスク状の器具から圧縮した空気を気道に送り込む「シーパップ(CPAP)」が最も有効だ。症状が軽ければ、寝る前に歯に装着してあごを少し前に出すことによって気道を広げる「口腔(こうくう)内装置」(マウスピース)でもよい。

 成井さんは「日常生活に支障があるだけでなく、合併症を起こせば死にもつながりかねない。特に女性は病気が見逃されがちで、気になる症状があれば検査を受けるべきだ」と話している。(針原陽子)

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